【ffmpeg】動画変換のコマンド一覧メモ

ffmpegのインストールについてはここを参照。

公式マニュアルはここから(英語)。

よく使うものだけメモ。

メインオプション

書式 説明
-version バージョン情報を表示
-i filename 入力ファイルパス
-y 出力ファイルの上書き
-f format フォーマットを強制。-iの前に書けば入力ファイルフォーマット、-yの前に書けば出力ファイルフォーマットを強制

ビデオ変換オプション

書式 説明
-b bitrate ビデオビットレート(bit/s)。デフォルトは200kb/s
-r fps フレームレート(fps)。デフォルトは25fps
-s フレームサイズ。横幅x高さ。デフォルトは160x128。詳細はここで確認。
-vcodec codec ビデオコーデックの指定。'copy'とすると入力動画のコーデックを使う。
-pass n 2パスエンコードの番号を指定。1または2。1を指定した場合動画の解析を行って-passlogfileに指定したファイルに情報を書き出す。
-passlogfile file 2パスエンコードの動画解析結果を出力するファイルパスを指定。

音声変換オプション

書式 説明
-ar freq 音声サンプリング周波数。デフォルトは44100Hz
-ab bitrate 音声ビットレート。(bit/s)。デフォルトは64kb/s
-ac channels 音声チャンネル数。デフォルトは1
-acodec codec 音声コーデックの指定。'copy'とすると入力動画のコーデックを使う。
-an 音声の録音を無効にする。主に2パスエンコードの最初の1回目で指定する。

入力ファイル: input.avi
出力ファイル(ファイル形式): output.3g2
ビデオビットレート: 64kb/s
ビデオサイズ: QCIF(176x144)
フレームレート: 15fps
ビデオコーデック: mpeg4
音声サンプリング周波数: 44100Hz
音声ビットレート: 16kb/s
音声コーデック: aac
その他オプション: 上書き
だと次のようなコマンドになる。

$ ffmpeg -i input.avi -b 64k -s qcif -r 15 -vcodec mpeg4 -acodec libfaac -ar 44100 -ab 16000 -y output.3g2

出力ファイルの拡張子が「3g2」なのにvcodecが「mpeg4」というのが理解できない場合はwikipediaの3GPP2を読む。